OFDIを用いたEPA製剤による冠動脈プラークの安定化は詳細な評価はされていませんでした。
この研究ではEPAはOFDIを用いてPCIを行われた患者のプラークの安定化に寄与するか検討されました。
2015年10月から2018年7月までにPCIが行われた121症例の冠動脈プラークに関するデータ をレトロスペクティブに解析しました。
109人が無EPA群、12人がEPA群でした。各プラークの形態学的特徴をOFDIを用いて解析しました。
結果
ベースラインの特性は、両群でバランスがとられました(年齢、性別、体格指数、糖尿病、高血圧、脂質異常症 慢性腎臓病、喫煙、PCIまたは冠動脈バイパスグラフト術の既往、心筋梗塞の既往、スタチン使用歴、急性冠症候群、ヘモグロビンA1c レベル、LDLコレステロール、トリグリセリド、HDLコレステロール)。
60症例のOFDIデータが解析されました。
EPA群では非投与群と比較し、mean lipid index(818 ± 806 vs 1574 ± 891, p=0.010)とマクロファージグレード(13.5 ± 5.9 vs 19.3 ± 7.4, p=0.019)は有意に低く、最短の線維性被膜は有意に厚い(109.2 ± 55.7 vs 81.6 ± 36.4 μm, p=0.040)結果でした。
まとめ
このOFDIを用いた解析では、EPAがPCIを受けた患者のプラークをより安定化したことを示しました。
Eicosapentaenoic acid therapy is associated with decreased coronary plaque instability assessed using optical frequency domain imaging. Clinical Cardiology. 2019; 42: 618-628.
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