統計ソフトR:データ要約と患者背景の求め方

 
undefined
RでBaseline Characteristicsを作ります

この記事ではデータの概要の確認方法を紹介します。

スポンサーリンク

連続変数の要約

summary()で最大値、四分位点、平均値、中央値、最小値が表示されます。

スクリーンショット (7)

今回はrenshuというデータファイルのHeight(身長)の最小値(Min)、四分位点(1st Qu, 3rd Qu)、中央値(Median)、平均値(Mean)、最大値(Max)がわかりました。

 

離散変数の集計

table()で0と1の個数が集計されます。

スクリーンショット (8)

今回はrenshuというデータファイルのMale(1)が5人、Female(0)が5人であることがわかりました。

さらにprop.table(table())で0と1の割合を求めることができます。

スクリーンショット (9)

今回はrenshuというデータファイルのMale(1)が50%、Female(0)が50%であることがわかりました。

 

Table1の作り方

論文のTable1にあたるBaseline Characteristicsの作り方です。

患者背景の要約を行います。

まずinstall.packages (“tableone”)でtableoneというパッケージをインストールします。

スクリーンショット (10)

インストールするとlibrary(“tableone”)でこのパッケージを使用することができます。

CreateTableOne(vars = c(“Height”, “BW”, “BMI”, “LDL”, “HDL”, “DM”), strata = “Male”, factorVars = “DM”, data = renshu)

vars:テーブルに入れる変数
strata:群分けする変数
factorVars:varsにある離散変数
data:データフレーム名

スクリーンショット (12)

p = 0.05未満を有意とすると、今回のBaseline Characteristicsでは、Male(1)はFemale(0)と比べてHeight、BW有意に高値で、BMIが有意に低値ということがわかりました。

 

Tableoneパッケージはこちらで解説されており、最初に知ったときは感動しました。

 

 

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!

お役立ち情報の最新記事8件