忙しくてもできます~PancakeSwapへの最短距離~
DeFiという言葉を最近よく聞くようになりました。
新聞やネットの記事にも見かけるようになってきましたね。
しかし、
といった方は多いのではないでしょうか?
仕事などで忙しいとなかなか手を出しづらいですよね。
私も病院での臨床の仕事と、大学院での研究で忙しく、まとまって勉強する時間が取れませんでした。
そこでまずは最低限の作業で、
「DeFiやってますよ」
と言えるように少しだけ勉強しました。
この記事では忙しい方でもDeFiを始められるよう、最低限の方法を紹介します。
この記事を読めば、DeFiの教科書・入り口と言われる、PancakeSwapを使えるようになります。
操作ミスなども自己責任になります。
リスクもあるのでご理解の上、運用しましょう。
①ビットコイン(BTC)を買う
まずはビットコイン(BTC)を買いましょう
私はBTCをCoincheckで買っています。
その際には販売所ではなく、取引所で買うようにしましょう。
手数料分を損しなくて済みます。
②MetaMaskをインストールする
MetaMaskはコインを入れておく財布です。
財布に入れることでコインが使用しやすくなります。
Google ChromeブラウザにMetaMaskの拡張機能を追加します。
Downloadをクリックすると、Chrome ウェブストアに移動するので、Chromeに追加しましょう。
もちろん無料で追加できます。
Chromeに追加→拡張機能を追加と進めていきます。
その際に表示される「シードフレーズ」は必ず覚えておきましょう。
復元する際に必要になります。
また、シードフレーズは他人に教えてはいけません。
他人に自分の財布を渡すことになってしまいます。
よりセキュリティを高めたい方はハードウェアウォレットを使いましょう。
③MetaMaskにBSCを追加する
イーサリアム上で行われるDeFiが多いですが、手数料が高いのでここではBinance Smart Chain (BSC)を使用します。
最終目標のPancakeSwapもBSC上で動いているプロジェクトです。
BSCを使用するために、先程Chromeに入れたMetaMaskにBSCを追加します。
設定(Setting)をクリックします。
設定のネットワークからAdd new networkします。
Network Name: Binance Smart Chain
New RPC URL: https://bsc-dataseed.binance.org
Chain ID: 56
Symbol: BNB
Block Explorer URL: https://bscscan.com
上記を入力し、保存(Save)でBSCネットワークが追加されます。
ネットワークの作成にあたっては、公式サイトもご参照ください。
BSC追加できたらMetaMaskのネットワークをBSCに切り替えます。
ここからはBSCでの取引になるので、送金などの際はネットワークがBSCになっているか確認しましょう。
他のネットワークに接続されていると、コインが取り出せなくなります。
④BTCをBinanceに送金する
BSC (Binance Smart Chain)はその名の通り、Binanceが設計したブロックチェーンです。
BSCで取引を行う際には、バイナンスコイン(BNB)というコインが必要になります。
Binanceで口座を開設し、①で購入したビットコイン(BTC)をBinanceに送金します。
CoincheckやbitFlyerからBTCをBinanceに送金します。
Binanceへの送金方法はこちらを参考にしてください。
Binanceに入金されたBTCをBNBに交換します。
Binanceのトレード→コンバートからコインを交換します。
交換出来たらBinanceにあるBNBをMetaMaskに送金しましょう。
MetaMaskのアドレスをコピーします。
矢印の部分をクリックするとコピーできます。
Binanceのウォレットにある出金をクリックし、コピーしたアドレスをBinanceに入力し送金します。
MetaMaskにBNBは入りましたでしょうか?
⑤PancakeSwap
いよいよPancakeSwapです。
MetaMaskとPancakeSwapを接続します。
接続はPancakeSwapホームページの右上にあるConnect walletをクリックし、MetaMaskを選択するだけです。
PancakeSwapではコインをペアで預けることにより、報酬を獲得できる仕組みになっています。
PancakeSwapでBNBの一部を他のコインに交換します。
ここではCAKEというコインに交換します。
PancakeSwapのTradeにあるExcahgeをクリックします。
FromはBNB、ToはCAKEを選択します。
交換したいBNBの量を設定して、Swapを押します。
コインの交換の際は、BNBの1/2弱をCAKEに交換するのが良いかと思います。
なぜならBNBはPancakeSwapで手数料として使われるので、少し残しておく必要があるからです。
BNBがゼロになると取引できなくなります。
Confirm Swapをクリックすると、手数料(ガス代)を確認されるので、承認しましょう。
進めていくとBNBがCAKEに交換できます。
次にTradeにあるLiquidityをクリックします。
Add Liquidityを押すと、2つのコインをinputする画面になります。
ここではBNBとCAKEを選択します。
BNBかCAKEのどちらか一方に数字を入力すると、もう片方にも同等の価値となるよう自動で数字が入ります。
ここでもBNBは少し残すようにしましょう。
Supplyをクリックし、取引の確認とガス代の確認をします。
これでLP(Liquidity Provider)トークンが獲得できます。
LPトークンをFarmsに預けることでCAKEを報酬としてもらえます。
FarmsにあるCAKE-BNBのEnable Contractをクリックすると、LPトークンを預けられます。
仕組みとしては手持ちのコインを預け入れることで、そのプログラム上に流動性(Liquidity)を供給したことになり、その報酬としてコインをゲットできるイメージです。
Farmsに預けることで稼いだCAKEは、HarvestをクリックすることでMetaMaskに移されます。
そしてLPトークンをFarmsに預けることでゲットしたCAKEは、Poolsに預けることでさらに増えます。
Poolsに預けるにはAuto CAKEをEnableし、Stakeをクリックします。
+(プラス)ボタンでCAKEを預けることができます。
これでCAKEがCAKEを増やしてくれます。
⑥PancakeSwapからコインを引き出す
最後にPancakeSwapからコインを取り出す方法です。
Poolsからはー(マイナス)ボタンを押すことでCAKEを引き出せます。
FarmしているLPトークンもー(マイナス)ボタンを押すことで引き出せます。
引き出したLPトークンは、TradeのLiquidity画面で表示されるので、それを選択しRemoveすることでCAKEとBNBに分解されてコインを取り出せます。
これでPancakeSwapによる運用されたCAKEとBNBをMetaMaskに送金することができました。
〇運用の流れ
1. BTCを買う
2. MetaMaskをインストールしBSCネットワークを追加する
3. BinanceにBTCを送金し、BNBに交換する
4. BinanceからMetaMaskにBNBを送る
5. PancakeSwapとMetaMaskを接続する
6. PancakeSwapでBNBをCAKEに交換し、LPトークンを獲得する
7. LPトークンをFarmsに預け、CAKEを収穫する
8. 収穫したCAKEをPoolsに預けCAKEを増やす
いかがだったでしょうか。
ざっと一読しただけでは何のことやらって感じですよね。
しかしもう一度、実際に手を動かしながら読んでいただければ、こういうことかとわかってくるかと思います。
ちなみに、PancakeSwapを触れるようになると、他のDeFiにも参加できるようになります。
なぜなら同じような仕組みだからです。
ですので、まずはPancakeSwapから始めてみるといいのではないかと思います。
ぜひ皆さんも、「私もパンケーキ焼いてるよ」と言えるようになりましょう!
もしまだビットコインをお持ちでなければ、まずはコインチェックでビットコインを手に入れてみましょう。