納豆で死亡率低下: BMJ

この研究では数種類の大豆製品と死亡率との関連を調査しました。

日本の11の保健所のデータを用いた後ろ向き研究です。

45歳から74歳までの92915人(男性42750人、女性50165人g)が評価されました。

5年間のアンケートですべての大豆製品、納豆 (soybeans fermented with Bacillus subtilis)や味噌(soybeans fermented with Aspergillus oryzae)といった発酵大豆製品、非発酵大豆製品、豆腐の摂取量を調査しました。

主要アウトカムは、住民台帳および死亡診断書から得た全死因死亡および原因別死亡(がん、全心血管疾患、心臓病、脳血管疾患、呼吸器疾患、外傷)とされました。

 


 

スポンサーリンク

結果

14.8年間の追跡期間中に、13303例の死亡が確認されました。

すべての大豆製品の摂取は総死亡率と有意な関連はありませんでした。

大豆製品総摂取量を5分位で分けると、摂取量が最も高いグループは最も低いグループと比較して男性でHR 0.98(95%信頼区間 0.91~1.06,Ptrend=0.43)、女性でHR 0.98(0.89~1.08,Ptrend=0.46)でした。

発酵大豆製品の摂取は、男女ともに全死因死亡率と逆相関していました(最高 vs. 最低5分位:男性 HR 0.90(0.83~0.97), Ptrend=0.05、女性 HR 0.89(0.80~0.98), Ptrend=0.01)。

発酵大豆食品は、男女ともに心血管疾患関連の総死亡率と有意な逆相関を示しました(最高 vs. 最低5分位: 男性 HR 0.76(0.65~0.90, Ptrend=0.002)、女性 HR 0.79(0.65~0.95, Ptrend=0.01)。

発酵大豆製品の摂取量の増加は、男性では心血管疾患関連の総死亡率の減少と有意に関連していました(最高 vs. 最低5分位: HR 0.82(0.70~0.97, Ptrend=0.04))。

女性ではこの関連は有意ではありませんでした(HR 0.89(0.73~1.07, Ptrend=0.25))。

 

 

まとめ

本研究では、発酵大豆製品の摂取量が多いほど死亡リスクが低いことが示されました。

大豆製品の総摂取量と全死因死亡率との間の有意な関連は認めませんでした。

発酵大豆製品の有意な関連は、未調整の交絡因子によって減衰する可能性があるため、この結果は注意して解釈されるべきです。

Association of soy and fermented soy product intake with total and cause specific mortality: prospective cohort study. BMJ 2020 Jan 29

 

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!